デベロッパーズバックヤード第10回(7/8公開)

  • コラム

  • 「デベロッパーズバックヤード」をご覧の皆様。
    こんにちは、アークシステムワークス株式会社 ディレクターの片野です。

    暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
    前回のデベロッパーズバックヤードから大分時間が経ってしまいました。
    アークシステムワークスと皆様との対話という趣旨で開始いたしました企画ですが、長らく更新が滞っておりまして申し訳ございません。皆さまから頂いているご意見には全て目を通させて頂いております。

ざっと前回の更新から振り返ると、弊社公式オンライン大会である「ARCREVO EMEA, Japan & Korea, America」が開催され、EMEAは「Latif」選手(ザトー=ONE)、Japan & Koreaは「ティーワイ」選手(ジオヴァーナ)、Americaは「Hotashi」選手(名残雪)が優勝となりました。おめでとうございます!
いずれの選手もARCREVOに限らず多くの大会で活躍されている超強豪プレイヤーですね。
全大会の配信を観戦させていただきましたが、本当に素晴らしい試合が多く、開発者としても一個人としても大きな感銘を受けました。

各地域のTOP3はこの様になりました。

  • 1.Latif (ザトー)
    2.Skyll (ソル)
    3.Uriel_Legion (名残雪)
  • 1.ティーワイ (ジオヴァーナ)
    2.Infiltration (ザトー)
    3.御傍 (ザトー/ゴールドルイス)
  • 1.Hotashi (名残雪)
    2.Jonathan Tene (ザトー)
    3.Daze (ジオヴァーナ)

また大会後に新キャラクター「テスタメント」とシーズンパス1最後の締めくくりとなる「アナザーストーリー」を発表、追加いたしました。こちらについては後ほど細かく触れさせていただきます。



更にイベントとしまして、弊社の公式世界大会である「ARC WORLD TOUR 2022」の開催を発表いたしました。総賞金額はなんと$200,000です!『GUILTY GEAR -STRIVE-』も大会種目となっていますので、ぜひこちらからチェックしてみてください。
https://www.arcsystemworks.jp/awt2022/

それでは、今回のデベロッパーズバックヤードでは「テスタメント」、「アナザーストーリー」、最新のバトルバランスと今後のアップデートの紹介と、いくつかご質問についてお答えさせて頂きます。

テスタメントについて

鮮紅の魔鎌を振るい妖美に舞う流麗なる死神「テスタメント」

  • 氏名 : テスタメント
    身長 : 185cm
    体重 : 73kg
    血液型 : 解析不能
    生年月日:5月9日
    出身 : スイス
    趣味 : ファッション誌購読、日曜大工、コスメ集め、プラモデル作り(特に巨大ロボット)、観光名所巡り、釣り、陶芸、沢登り、ロードバイク、オペラ鑑賞、筋トレ、占い、盆栽、ガーデニング、プロレス観戦、お菓子作り、麻雀、絵画(一向に上手くならない)、刺繍、登山、ネイルアート、ゴルフ、天体観測、温泉巡り、ボードゲーム、SF小説執筆、バーベキュー、ベリーダンス、ビーチバレー、野球観戦、ドールハウス作り、お酒(下戸)、スノーボード、B級サメ演劇鑑賞、店売りしているオカルトグッズ収集、絵日記
    大切なもの : 自分、家族、使い魔達、故クリフ・アンダーソン、ポテト
    嫌いなもの : 斎藤流古武術

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改造手術を受けてギアになった元人間。
元老院の策略により行動を操られジャスティスを復活させたが、第二次聖騎士団選抜武道大会の後に人間としての自我を取り戻した。
罪の意識から「悪魔の森」に身を隠していたが、ハーフギアのディズィーを人間の追手から守ることを決意。ある種の贖罪として始めたことだが、人間的な感性を取り戻すきっかけとなった。現在はかつてディズィーを保護していた老夫婦と一緒に生活している。その暮らしの中で心の平穏を獲得し、人並みの幸せを心の底から満喫している。
==



初代「GUILTY GEAR」から登場していたキャラクターですが、「Xrd」シリーズには参戦していなかったため、久しぶりの参戦になります。

過去シリーズから大きくデザインを変更しましたが、今作テスタメントのデザインコンセプトはずばり「美しさ」。
例えるなら彫刻や絵画のような美しさを目指して制作しました。

テスタメントは過去に改造手術を受けてギアとなって以降、性別という概念がない存在です。
人類に敵対していた頃やディズィーを守っている頃は好戦的な言動も見られましたが、現在はディズィーの育ての親である老夫婦のもとで穏やかに、且つ楽しく過ごしています。

プロフィールの趣味欄が凄いことになっていますが、これは彼が人生を全力で楽しんでいることを表しています。
趣味に励むテスタメントのファンアートも多数見かけまして、開発スタッフ一同とても楽しく拝見させていただきました。

アナザーストーリーについて

4月末にはアナザーストーリーを配信いたしました。
※視聴にはシーズンパス1のご購入と、ストーリー本編を視聴頂く必要があります。
約45分程度のボリュームとなっておりますので、まだ視聴されていない方は是非プレイしてみてください。

時系列としてはストーリー本編とほぼ同時期で、いわゆる「一方そのころ」といった展開です。
ストーリー本編には登場していなかったキャラクター達の活躍や、Xrdシリーズに登場したベッドマンの妹、「ディライラ」の姿が見られます。

ストーリー本編同様、多くのキャラクターのバトル中の台詞やアーケードモードのシナリオはこのアナザーストーリーの後の時系列になっています。
特にファウストや梅喧などはこのアナザーストーリーの展開によって大きく心境が変化しているので、プレイ済みの方ももう一度アーケードモードをプレイして頂くと違った気付きがあるかもしれません。

Q&A

※頂いたご質問の内容を公開用に調整させて頂いている場合があります。ご了承ください。

Q.

派生技を覚醒技でキャンセル出来る、ポジティブボーナス中はRCキャンセルで永久に固め続けられるこれ以外にも多数の不具合と見られる挙動が報告されています

これらは意図したものなのか、それとも修正する予定が有るのかなるべく早期に公式から声明を出して頂きたいです。よろしくお願いします

A.Ver1.18の大規模バトルバランスアップデート後にいくつもの不具合があったことから、皆様に意図したものかそうでないのかの不安を感じさせてしまう結果となってしまい誠に申し訳ございません。Ver1.19はそれらの不具合を取り除くアップデートとなります。

頂いた質問の「派生必殺技の出始めを覚醒必殺技でキャンセル可能なこと」と「ポジティブボーナス中の一部の連係」は意図したものとなります。

実装に至った経緯は、技術介入度の高い操作を成功させた際の見返りを向上させ、やり込みを与えようという全体方針が主な理由となります。

その他の不具合修正に関しましてはこちらをご確認ください。

https://www.guiltygear.com/ggst/jp/news/post-2461/

直近ではこれらの調整予定はありませんが、今後の調整については、引き続き皆様のプレイ状況やフィードバックを確認しつつ、開発チーム含めて面白いと思って頂けるものを目指しながら開発を続けてまいります。

Q.

こんにちは、 カラーの件なのですが、僕は緑カラーが大好きです。
そしてこのゲームは一部の例外を除き、カラー5に緑が割り当てられていると思います。
しかし一部のキャラクターはエメラルドグリーンや水色だったりします。
水色も良い色だと思うのですが、緑もとってもいい色です。
お願いです。全キャラに緑カラーを下さい!
宜しくお願いします!!!!!!

A.全キャラクターの共通仕様としてカラー番号別に色系統の方針を決めてはいるのですが、実際にどの色をどう使うかについてはキャラクター毎に検討・デザインしています。
そのため、最終的には他キャラクターのカラーイメージとは違った形になることも出てくることになります。
記号的な色の区分けよりも、我々が考えるそのキャラクターに似合う色を優先しているとも言えます。

とは言うものの、緑色に限らずカラー関連のご要望は多数いただいております。
ご意見は全て受け止めておりますので、今後の展開にご期待頂けますと幸いです。

お知らせ

今回のデベロッパーズバックヤードは以上となります。 ここまでご覧いただき、ありがとうございました。 次回の更新に関しましては、何とか夏中にはお届けできるようにしたいと考えていますので、今後ともよろしくお願いいたします。

デベロッパーズバックヤードで取り上げて欲しい話題や、開発者へのご質問・ご意見に関しましてはページ下のフォームより随時受け付けております。

最後にプロデューサーの山中から皆さんにお知らせがあります。

いつも『GUILTY GEAR -STRIVE-』をプレイして頂き、誠にありがとうございます。
プロデューサーの山中です。

昨年6月11日に発売した本作も2年目を迎えることが出来ました。
ひとえに日頃よりプレイして頂いている皆さんのお陰です。厚く御礼申し上げます。

今回、Developer's Backyard の場をお借りして、プロデューサー交代につきまして報告させて頂きます。突然のことで、ご不安に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、今回の交代は今後の開発・運営・プロモーションに影響がないよう準備を進めて参りました。
今後のアップデート(追加キャラクターやクロスプレイ)の開発も新体制のもとで鋭意進行中です。

私は「GGXXACP」のアペンドディスクからギルティギアシリーズの開発に携わらせて頂き、「GG2」「AC+R」「Vastedge」「Xrdシリーズ」と、10年以上にわたりディレクターを務め「GGST」ではプロデューサーを務めさせて頂きました。
気づけば、ギルティギアシリーズに関わる社内スタッフの中でも古参の一人になっていました。楽しいことも大変だったことも様々ありますが、ギルティギアを通じて多くの人に出会い、多くの経験をさせて頂きました。ありがとうございました。

GGSTでは二度に渡る発売日の延期など、楽しみにして頂いていたプレイヤーの皆様にはご心配をお掛けしてしまいましたが、「納得のいく形で世に出したい」というスタッフの想いとプレイヤーの皆様からの暖かい声に支えられ、発売から1年間、なんとかやってこられました。

後任のプロデューサーは私より丁度ひと回り若い 宮内 健 となります。
今後は新プロデューサー宮内とディレクター片野の二人を中心に開発・運営・販売を進めて参ります。若い世代のチームが GUILTY GEAR -STRIVE- に新しい風を吹き込んでくれることでしょう。課題が残る本作ではありますが、ギルティギアシリーズは今後も常に挑戦を続けて参ります。私もブランドマネージャーとして俯瞰的な立場からシリーズと新体制のチームをサポートして参ります。引き続き、ギルティギアシリーズの今後の展開にご期待ください。

ギルティギアシリーズ ブランドマネージャー
山中 丈嗣

GG Playerの皆さま、はじめまして!
この度、ギルティギアシリーズの新プロデューサーとして就任いたしました宮内 健と申します。

多くの方に作り上げられてきた歴史あるギルティギアを山中Pから引き継ぐということで、とても身が引き締まる思いです。
引き続き皆さまにギルティギアを楽しんでいただけるよう、開発・運営チーム一丸となって精一杯努めてまいります。

来月には、ゼネラルディレクター石渡とディレクター片野と一緒にアメリカのラスベガスで行われるEVO 2022に向う予定です。そこで改めて皆さまにご挨拶させていただきたいと思っています。

最後に、1周年を迎えた『GUILTY GEAR -STRIVE-』とギルティギアシリーズの今後の展開に向けてユーザーアンケートを用意しました。
ぜひご協力いただけますと幸いです。

これからもギルティギアシリーズをよろしくお願いいたします!

ギルティギアシリーズ プロデューサー
宮内 健

ユーザーアンケートはこちら

「GUILTY GEAR」シリーズ公式Twitterアカウントでは『GUILTY GEAR -STRIVE-』最新情報をお届けしております。
https://twitter.com/GUILTYGEAR_PR

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